自分の中の科学の芽

 子供のころから科学好きでした。うちはそれなりに裕福だったんかなぁ?祖父祖母が農業してて、親父がサラリーマン、母親が自営業。そんな家庭で学研の科学と学習を取ってもらってた。でも、「学習」のほうはつまらないので3年生くらいからキャンセルして「科学」のみにした記憶がある。ま、そんな理科好きな私であったが、それをブーストアップしてくれた人がいる。小学校4年の担任だった板倉正典先生。今思えばルックスは結構イケメンでしたよ。彼の授業はカリキュラムを逸脱してました、特に理科の時。問題を出してそれに対する仮説をいくつか募集して議論をさせるんですよね。その後実証実験をする。幼い頃の私はコレにはまりました。まぁ議論になるとたいていメンバーは一緒になっちゃうんですが。山下くんとか森田くんとか鈴木くんとかあと私。それはそれで面白かったなぁ。おのおの自分の理論を展開するわけで。で、検証実験してみると「あれ?」な事もあったり。小学生の時にアレを体験できたのは良かったと思っています。板倉先生ありがとん。まだ教職にいるのかなぁ。会ってお話したいです。サイフォンで淹れた珈琲でも飲みながら。そいえば彼は「科学」ではなく「仮学」と言っていたのを思い出した。仮説検証のゆえの「仮学」だったと思います。

 ま、そんなこんなあって。でも高校の物理と数学で挫折して、生化学系に道を進んだ私でした。しかしなんで今の仕事をしてるかは謎だよなぁ。でもコンピュータは嘘つかないし。いわれたとおりの事しかしないし。JAXAの人にこころが奪われてしまうわけでもあるなぁ。

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