2013年03月26日一覧

sanguinoでのLANテスト

20130326_01

 sanguinoにWiznetのWiz820ioを接続して、DHCPで取得したIPアドレスをオクテット単位でLEDに表示する実験。
 まずはLEDは使わずに、シリアルコンソールに出力するプログラムで。
 DHCPで取れない。
 おなじWiz820ioをArduinoにつないだらちゃんとIPアドレスがとれるのでWiz820ioの動作不良ではない。

 sanguinoのSPIのライブラリのソースを読んでみても、MISO,MOSI,SCKは大丈夫そう。ただどうもSSが怪しい。どこで指定してるのか?固定か?
libraries/Ethernet/utilityのw5100.hが原因でした。

#if defined(__AVR_ATmega1280__) || defined(__AVR_ATmega2560__)
  inline static void initSS()    { DDRB  |=  _BV(4); };
  inline static void setSS()     { PORTB &= ~_BV(4); };
  inline static void resetSS()   { PORTB |=  _BV(4); };
#elif defined(__AVR_ATmega32U4__) || defined(__AVR_AT90USB1286__) || defined(__AVR_AT90USB646__) || defined(__AVR_AT90USB162__)
  inline static void initSS()    { DDRB  |=  _BV(0); };
  inline static void setSS()     { PORTB &= ~_BV(0); };
  inline static void resetSS()   { PORTB |=  _BV(0); }; 
#else
  inline static void initSS()    { DDRB  |=  _BV(2); };
  inline static void setSS()     { PORTB &= ~_BV(2); };
  inline static void resetSS()   { PORTB |=  _BV(2); };
#endif

こんな感じでAVRのタイプ別でマクロになってる。sanguinoでもdigital2のピンをssに接続すれば動いたわけですが(あとで再現テストしたらちゃんと元のcodeでもdigital2ピンなら動きました)。SPIのMISO,MOSI,SCKの3セットのピンの横のdigital4を使いたかったのでちょっと書き換え。
最初の行を

#if defined(__AVR_ATmega1280__) || defined(__AVR_ATmega2560__) || defined(__AVR_ATmega1284P__) || defined(__AVR_ATmega644P__)

に変えて無事目的を達成しました。さすがArduino非公式のsanguinoなのでこういうことは多々あるでしょうね。

 あとはLEDに渡すようにIPアドレス文字列から数値に変換しつつフォント配列を引っ掛けつつで完成。

 ただ、Sanguinoでネットが使えるなら、現在mbedにやらしてるセンサーマスターコントローラをSanguinoに変更しても良いかなと思う。RTCがないとかシリアルが2つしかないとかありますけど、XBeeはSoftwareSerialでも何とかなるし。どうせなら液晶を20×4のキャラクタ液晶から128×64のグラフィック液晶に変えてみたりとか。ARMでなくてAVRだけどムチ打ちますねぇ。ちょっと検討してみます。